関東三大稲荷は先日参拝した白笹稲荷神社(神奈川県秦野市)のほか、装束稲荷神社(東京都北区王子)と笠間稲荷神社(茨城県笠間市)が数えられます。
≪白笹稲荷神社≫
では日本三大稲荷は?というとなかなか難しいようで、京都に鎮座する稲荷社の総本山、伏見稲荷大社以外は候補が9~10社と、諸説ある状態なのだそう。
ふーむ、全部回って検証してみたいです。
今回はその日本三大稲荷候補であり、関東三大稲荷の一つ。
茨城県笠間市に鎮座する笠間稲荷神社に参拝してきました。
【笠間稲荷神社のDATE】
社名 | 笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ) |
住所 | 〒309-1611 茨城県笠間市笠間1番地 |
電話番号 | 0296-73-0001 |
公式HP | http://www.kasama.or.jp/ |
駐車場 | 無料駐車場あり 普通車 25台 (大型車不可) |
アクセス | 車:北関東自動車道友部IC下車、国道355号経由 約15分 電車:JR水戸線笠間駅下車 徒歩 約20分 バス:かさま観光周遊バス 笠間稲荷神社前下車 |
御朱印の種類 | 笠間稲荷神社 大黒天 |
初穂料 | 御朱印 各300円 |
備考、特記事項 | 今回頂けたのは紙の御朱印でした |
【笠間稲荷神社のマップ】
笠間稲荷の境内
笠間稲荷神社の前の道は門前通り商店街になっています。
あ、看板に白狐(びゃっこ)さん!
一の鳥居をくぐると白い敷石の参道になっていて左右にはたくさんの花。
空の青と相まってとてもきれいなコントラストです。
参道の横は仲見世商店になっていました。
手水舎には美しく精巧な彫刻が施されています。
うわー、かっこいい!
かなり歴史ある建屋に見えます。
手水舎の奥にある東門。
屋根の上に陶器製の龍がはめ込まれていたり手水舎と同じく精巧な彫刻が刻まれていました。
ほかにも境内には大絵馬や奉納額の飾られた絵馬殿、立派な楼門、樹齢400年の天然記念物に指定された藤棚など見どころがたくさんありました。
≪霊に操られた侍?の絵≫
境内にはキツネさんがたくさん!
さすが日本三大稲荷に数えらえる稲荷神社、たくさんのキツネ像がありました。
参道にいた白狐さん。
こっちのキツネさんは金色!
巻物と玉をくわえています。
キツネ塚。
笠間稲荷の拝殿と本殿
朱塗りの立派な拝殿にて参拝しました。
花の無い時期でしたが拝殿手前にある藤棚も見どころの一つ。
樹齢400年で天然記念物に指定されているのだそう。
拝殿の奥にご本殿があり裏手から見ることができます。
江戸時代末期に建立された歴史ある建物だそうで国の重要文化財に指定されています。
七福神の御朱印もいただけます
笠間稲荷神社で頂ける御朱印は2種類あります。
一つは笠間稲荷神社の御朱印、もう一つは七福神の一柱、大黒天さまの御朱印です。
≪笠間稲荷神社の御朱印≫
御朱印に記載されている『胡桃下』。
これは、昔このあたりに胡桃(くるみ)林がありその付近に稲荷神社があったため笠間稲荷は『胡桃下稲荷』(くるみがしたいなり)とも呼ばれているからです。
≪大黒天の御朱印≫
笠間稲荷神社の境内にある聖徳殿には聖徳太子さまと大黒天さま、事比羅社さまが祀られています。
常陸國七福神めぐりのスポットにもなっていて大黒天さま印の御朱印もいただけます。
ご祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
殖産興業、蘇生(よみがえり)、生成発展、産霊(むすび)、火防の神さま
例祭
4月9日 午前11時~ 例大祭
4月9日は笠間稲荷神社御創建の日とされ、年間で60ものお祭りがある中でも例大祭は最も重要なお祭りです。
≪ご由緒≫1300年以上の歴史ある稲荷
社伝では651年に創建とされ1300年以上の歴史を持つとても由緒ある稲荷神社です。
この辺りには胡桃の密林がありそこに稲荷大神さまをお祀りしたことから別名『胡桃下稲荷』(くるみがしたいなり)とも呼ばれています。
また門三郎という人が信仰を広めたことから『お稲荷さんの門三郎』とも呼ばれ、門が紋にかわり『紋三郎稲荷』とも呼ばれるようになりました。
笠間稲荷神社は年間350万余の人々が参拝に訪れる関東最大規模の稲荷神社となっています。