旧暦10月、全国の八百万(やおよろず)の神々は島根県の出雲に集まり会議をするそうな。
うーむ、年に一度の神様の大会議、かなり白熱するだろなぁ。
10月は出雲出張のため各地の神様が不在となるので『神無月(かんなづき)』と呼びますが、出雲だけはたくさんの神様が来られているので『神在月(かみありづき、神有月とも書く)』と呼ぶんだそうです。
神様の存在をリアルに感じていたからこういった名付けとなるんですよね。
ロマンを感じます。
全国の神様たちが集まるという出雲大社にはぜひいつかお伺いしたいと思いますが、実はレオの住む神奈川県にも”いづもさん”と呼ばれる神社があります。
今回は神奈川県秦野市に鎮座する関東のいづもさん、出雲大社 相模分祠に参拝してきました。
【出雲大社相模分祠のDATE】
社名 | 出雲大社相模分祠(いずもおおやしろ/たいしゃ さがみぶんし) |
住所 | 〒257-0015 神奈川県秦野市 平沢1221 |
電話番号 | 0463-81-1122 |
公式HP | http://www.izumosan.com/ |
駐車場 | 無料駐車場あり 40台 |
アクセス | バス:小田急線 秦野駅から土橋経由 渋沢駅北口行のバスに乗車。 保健福祉センター前バス停下車、徒歩3分。 車:東名高速道路 秦野中井インターより10分。 |
御朱印の種類 | 出雲大社相模分祠 |
初穂料 | 御朱印 300円 |
備考、特記事項 |
【出雲大社相模分祠のマップ】
雨の日参拝
出雲大社 相模分祠は秦野駅からバスと徒歩で15分くらいの場所にあります。
立派な鳥居が見えてきました!
この日はあいにくの雨でしたが緑豊かな境内には澄んだ空気が満ちています。
なんだかとても居心地の良い神社です。
小川の流れる場所もあって水とは相性が良いのかも。
雨も全然苦に感じませんでした。
分祠って何だろう?
ところで相模分祠の分祠ってどんな意味があるんだろう。
気になって分祠について調べてみました。
神道の神様はいくつに分かれてもその力は変わらないのだそうです。
昔から神様を分霊することで各地に神社が建てられてきました。
分祠とは神様を分けて新しい場所にも鎮座してもらう事をいいます。
元々の鎮座地にも新しい鎮座地にも神様はいて、どちらもまったく同じようにご利益を与えて下さるんだそうです。
同じ名前の神社や同じご祭神の神社がたくさんあるのはこういった理由だったんですね。
関東のいづもさんはその名も出雲大社 相模分祠。
つまり出雲大社の神様を分け、相模の地に鎮座してもらった場所ということです。
小川の龍蛇神の社
出雲大社相模分祠の境内西側には小川が流れています。
小川の両脇を歩けるようになっていて、その先には小さな社がありました。
≪龍蛇神の社≫
八百万の神様が出雲に集まる10月、神様達は海からやってくるそうですが、浜から出雲大社まで先導を務めるのが龍蛇神様なのだそうです。
出雲大社相模分祠 境内の様子
手水舎の龍。神社によって少しずつ違って面白いですよね。
祖霊社。
ご祭神でもある七福神の大黒様。
手水舎の先、左手には3つの境内社があります。
このお札もかなり気になりました。
大きい注連縄
拝殿にて参拝いたしました。
とても雰囲気のある社です。
太い注連縄(しめなわ)が印象的。
出雲大社は参拝の仕方が特殊です。
一般的には 2拝2拍手1拝でお参りしますが出雲大社は2拝4拍手1拝です。
この4拍手には『四合わせ=幸せ』になりますようにとの意味が込められているのだそうです。
出雲大社相模分祠の御朱印
拝殿の左手にある授与所にて御朱印をいただきました。
関東のいづもさんの文字と六角形に大の字の朱印。
右下に緑色の勾玉があります。
朱色以外のインクの御朱印は初めて!
ご祭神
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
七福神の大黒様。商売繁盛の神、地鎮の神、農耕の神、医薬の神、子授けの神、安産の神、教育学芸の神、厄除けの神、八方除けの神等と人間生活の全般にわたるご利益で知られています。
特に縁結びの神として有名。
事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
七福神の恵比寿様。大国主大神様の息子。
海上安全、大漁祈願、病難除け、水難除け、火災除け、繁盛、学業、歌舞音楽の神様。
合祀祭神28柱(兼務神社23社のご祭神)
例祭
例祭は島根県の出雲大社で5月14日に行われるそうです。
≪ご由緒≫出雲大社の関東拠点
出雲大社のご由緒はいずれ島根に行った時までとっておきたいと思います。
相模分祠は明治時代に大国主大神様を関東地方に広めるために分祀されました。
出雲大社は他にも全国に分祠・分院・教会・講社があるそうです。
22つめの御朱印
今回頂いた出雲大社相模分祠の御朱印で22つ目。
実はこれでレオの御朱印帳1冊目が埋まりました!
お気に入りの江島神社の海の御朱印帳。
各ページには御朱印と思い出が詰まっています。
とても素敵な自分だけの御朱印帳が完成しました。
新たな御朱印帳を入手して、また御朱印巡りに出かけたいと思います!